2018年5月11日金曜日

りんごマークの乱れ編手篭--農閑期にりんご農家の女性がつくります。

春を迎えて、手仕事専科の一番人気は、あけび蔓細工の手篭です。
宮本工芸の頁からのお求めになります。
ホームページには、「アクセス解析」というデータ分析のソフトが付いています。
そこでどの頁が一番人気かが、分かります。
乱れ編手篭(中)りんごマーク入
右下に林檎のマークが入ります。
フリーハンドの編上がりです。

あけび蔓手篭は、日に何件もの御注文となりますが、その中でも多いのは、一般的な小判ホラ編(中)妻胴張ホラ編み(小)です。ホラ編みは、木型を使い確りとした編上がりになり、堅牢でさすがに職人が作った手篭と言えるでしょう。
そして、特別なものに「乱れ編手篭(中)りんごマーク入り」、あります。
りんご農家の女性の方が作る物ですが、編み模様にりんごマークを入れています。りんご農家ですので、春先の4月には、畑仕事が忙しくなり、リンゴ収穫の終わる秋まで、篭づくりは、遠ざかります。
その間は、納期も数か月~半年先で御注文を受け付けることになります。ですので、春先の御注文は、冬までお待ち頂くのですが、急ぎ希望の御注文が続いたために彼女に製作のお願いとなりました。
今朝ほど、お届け出来ましたので、お客様は、ラッキーです。
でも、いつもではありません。

手仕事は、ひとりひとりの職人がこだわりを持って作るものです。
お客様の無理は、ご遠慮いただくことになります。
直ぐ欲しいのは、分かりますが、果報は、寝て待てと言います。
良いものは、本物は、待つことでその価値を認識してほしいと思います。
手仕事専科 http://tesigotosenka.com
宮本工芸     http://tesigotosenka.com/akebituru.html
乱れ編手篭(中)りんごマーク入り  http://tesigotosenka.com/pic/t-15pic/t-15035.html

 「手仕事の逸品」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画  080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp
下野・会津・津軽の四季風景 ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■和美との生活・和美空間 伝統的食品のブログ

手仕事専科のブログ   ■手仕事の逸品

2018年5月9日水曜日

マタタビの米研ぎ笊-在庫あり!

毎年、3月から6月にかけては、奥会津三島町では、編み組細工のイベントで賑わいます。
自然素材の編組細工の愛好者の間では、誰でもが知っているでしょうか。
また、福島県のTV局や中央のNHKなどでも盛んに取り上げて、御紹介しています。
イベントでは、山ブドウの皮、マタタビ、ヒロロなどの素材で編んだ手篭や笊が主になりますが、展示販売されます。
国指定伝統的工芸品である奥会津編み組細工ですが、奥三島町では、生涯学習として、町興しに尽力しています。
この先、第32回会津工人まつりは、6/9(土)10(日)で開催されます。

手仕事専科工房間方は、間方生活工芸技術保存会の方々の作品をご紹介しています。
奥三島町では、イベントを第一優先としていますので、間方地区の方々もそのイベント用に編組細工の米研ぎ笊や蕎麦笊を作っています。
ですので、手仕事専科では、イベント時期以外でご紹介しています。
そのようなことで、毎年沢山の方々にご紹介していますが、半年~1年先になってしまいます。
秋口に山で採れたマタタビの材料が、無くなると次の年の秋口まで、待たざるを得ません。
現在、昨年からまだお届けできていない方々が居られるのですが、たくさんおられます。
半年~1年先の方々の一部はお届け出来ましたので、数カ月待ちの方々です。
もう少しお待ち頂くことになります。
届いたマタタビの米研ぎ笊
確りとした仕上がりです。
蕎麦笊
とても手触りが優しく
竹細工とは異なる風合い感触です。

マタタビの米研ぎ笊は、大中小3種類の規格です。
 大 径27~30cm×高16~17cm  (5合炊き用)  
 中 径24~26cm×高15cm          (3~4合炊き用)
 小 径20~23cm×高14cm          (1~2合炊き用)
業務用には、大サイズがお奨めです。
一番人気は、中サイズになるのですが、ご家庭用には、小サイズをお奨めいたします。

(現在庫あり-2018/05/09)
小サイズ   5点
大サイズ   3点
中サイズ   数か月待ち。
※こちらの物は、無くなり次第に数カ月待ちとなります。

 「手仕事の逸品」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画  080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp
下野・会津・津軽の四季風景 ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■和美との生活・和美空間 伝統的食品のブログ

手仕事専科のブログ   ■手仕事の逸品

2018年1月8日月曜日

貴田洋子・刺し色の世界-津軽こぎん刺

手仕事専科には、現代津軽こぎん刺し作家・貴田洋子があります。
美術工芸部門の方ですが、弘前こぎん研究所の成田貞治社長からのご紹介でした。
飽くなき挑戦ともいえる大作を刺して、日展などに何度も入選されています。
貴田洋子氏の製作年代は、こぎん刺しの初期色の時代八咫烏の時代に分かれるのかと思います。

江戸時代から伝わるこぎん刺は、その刺し文様(もどこ)の面白さにあります。
それが、普段身に着ける野良着などに暖を保つ(保温の)為の物でしたが、津軽女性たちの創意工夫の刺し模様が伝えられ、彼女は、その文様の魅力を100号の大きさに刺しこみました。

次は、色の時代です。
その刺し色は、私の好きな色です。
カラフルな赤と緑のねぶたの色・奥入瀬渓流の紅葉の色と言えるでしょうか。
こぎんの魅力が、刺す色によって、何倍にも生きています。
彼女の感性でしょうか。
刺し色の好きな作品をご紹介します。

そして、八咫烏との出会いです。
飛翔する八咫烏によってそれらのもどこ(文様)に空間が、生まれました。
八咫烏と津軽の原風景「岩木山」「津軽平野」「日月」や「緑と紅葉の津軽」です。
わたしは、それらの中では、津軽平野に飛翔する八咫烏の風景が好きです。
津軽に単身赴任して、7年を過ごしました。
その間に緑なす雪解けの岩木山や五所川原、そして、灰色と白の地吹雪の平原です。

現代津軽こぎん刺し作家 貴田洋子 http://tesigotosenka.com/kidayouko.html
手仕事専科     http://tesigotosenka.com
弘前こぎん研究所 http://tesigotosenka.com/koginsasihtml.html
熱い風
1,500,000円
  90cm×90cm 
 ■作品コード AC-04206■
     

注文(メール)
http://tesigotosenka.com/pic/AC-04pic/AC-04206.html

水の精
1,500,000円
  90cm×90cm 
 ■作品コード AC-04202■
     
注文(メール)
http://tesigotosenka.com/pic/AC-04pic/AC-04202.html
望郷のラプソディー
50,000円
  20cm×20cm 
 ■作品コード AC-04308■
     

注文(メール)
http://tesigotosenka.com/pic/AC-04pic/AC-04308.html
今回、タペストリーが、生まれました。
額装の作品をより身近にご紹介しようと思いました。
身近において楽しめる素晴しい作品です。

津軽 赤い秋         ¥130,000
 麻布・もめん糸刺し
 吊るし:アクリル棒・紐付き
  90cm×40cm 
 ■作品コード AC-04401■
http://tesigotosenka.com/pic/AC-04pic/AC-04401.html
津軽 白い冬
¥130,000
 タペストリー:麻布・もめん糸刺し
 吊るし:アクリル棒・紐付き
  90cm×40cm 
 ■作品コード AC-04402■
     
注文(メール)
http://tesigotosenka.com/pic/AC-04pic/AC-04402.html
 「手仕事の逸品」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画  080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp
下野・会津・津軽の四季風景 ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■和美との生活・和美空間 伝統的食品のブログ


天命鋳物--若林秀真(わかばやしほつま)

手仕事専科には、佐野にある天命鋳物・若林鋳造所があります。
茶道具の釜や文鎮、花器などをご紹介しています。
大きな茶釜は、値段も張りますが、若林さんのお人柄から、全国からお問合せが入ります。
こんど、海外向けのWeb citeでご紹介することになりました。
若林秀真は、「ほつま」と呼びます。
秀真(ほつま)は、由緒ある名前です。
*神代文字の一。48の表音文字で、明治時代国学者落合直澄が示したもの。

天命鋳物は、約一千年の歴史があります。
天慶3年(940年)に京都から、ここ下野の国に鎮守府将軍として赴任したのが初代唐沢城主の藤原秀郷公。秀郷公は領国を統治するにあたり兵器となる武具製作者として、河内の国から5人の鋳物師を佐野の地に移り住まわせたことに始まります。
 時は移り、茶道が隆盛を迎えたのが安土桃山時代。当時、〈西の芦屋、東の天明〉と並び称され、もてはやされたのが天命釜でした。芦屋とは九州・福岡県の芦屋町。芦屋釜が地肌が滑らかで、地紋が鮮麗なのに対し、天命釜は詫びた肌合いに素朴で力強い造形に特徴があります。茶道の大成者で茶聖とあがめられる千利休が、天命釜で一会を催した旨の文献が残されています。
 拙家が鋳物を生業として創業(弘化3年、1846年)以来、私で五代、160余年になります。

今後もその伝統を受け継ぐとともに〈温故知新〉の心掛け、〈自然体〉のものつくりに精進していきたいと思います。
                                         -若林鋳造所・若林秀真


若林鋳造所 http://tesigotosenka.com/tenmyouimono.html
手仕事専科 http://tesigotosenka.com

                    
・天命繰口肩衝釜  (クリクチガマ)
 
      ¥550,000
 胴径25cm×丈20cm
 ■商品コード  S-21020■
http://tesigotosenka.com/pic/s-21pic/s-21020.html
・鈴神(スズカミ)
¥48,000  口径6cm×h14cm
 ■商品コード S-21024■

http://tesigotosenka.com/pic/s-21pic/s-21024.html
・蝋型ピンブローチ 七芒星(ナナボウセイ)
   
¥12,000  口径2.0cm
 ■商品コード S-21034■

http://tesigotosenka.com/pic/s-21pic/s-21034.html

若林鋳造所-若林秀真(わかばやしほつま)
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.634196529954789.1073741874.404870489554062&type=3
仕事の逸品」はショッピング>日本の民芸/「下野・会津・津軽 手仕事専科」のブログです。株式会社とぴい企画  080-5089-9227  topykikaku@ybb.ne.jp
下野・会津・津軽の四季風景 ■下野・会津・津軽の歴史街道 ■和美との生活・和美空間 伝統的食品のブログ