2015年9月15日火曜日

南部の民藝・忍び駒

手仕事専科では、いくつかの民藝工房があります。
津軽の下川原焼土人形、会津の起上り小法師赤べこ風車初音、下野の黄ふな、そして、わたしの好きな南部の忍び駒です。
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稲藁で出来た馬を『忍び駒』と言います。
岩手は花巻に古くから伝わるもので、縁結び子孫繁栄五穀豊穣などに由来する民芸品です。
そもそもは坂上田村麻呂が建立した円万寺の馬頭観音に縁結び子孫繁栄などを祈願して、藁で作った馬を供え、願いが叶えられた夜に人目を忍んで先に供えた馬をこっそり持ち帰り、色布や鈴等を飾りお礼参りをしたと伝えられています。

 通常の忍び駒は赤、黒、黄色の3色の布で飾りつけられております。
ちなみに昭和41年度の年賀切手の図案にも採用されています。忍び駒。 忍び駒は、3色の布を付けずにお届けすることが出来ます。
皆様の近隣にある馬頭観音を祀れれている神社に奉納されると宜しいかと思います。


忍び駒 3号
小田島民芸所
忍び駒 1号  忍び駒2号   忍び駒3号
 
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